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社長ブログ

2024.06.10

タイ運輸省の方々が来ました!

全日本トラック協会の紹介で、「タイ国交通安全に関する組織能力および実施能力向上プロジェクト」の研修を受け入れた。
タイ国は東南アジアの主要国として、近年順調に経済成長を遂げてきた。しかしそれに伴うモータリゼーションの加速が、交通混乱や交通事故多発などの交通環境の悪化を招き、交通事故死者数(割合)が世界で2番目に多い状況とのことのようだ。この状況を改善すべく、数年前にタイ国運輸省から我が国の国土交通省に対して日本の交通安全対策についてのノウハウを学びたい旨要請があった。今回はその一環で、開発途上国に対する国際協力を旨とするJICAのプロジェクトとして、タイ運輸省の職員10名程の視察団が来日。国土交通省や全日本トラック協会、そしてバス事業者やトラック事業者、自動車教習所などを視察見学。トラック事業者の一社として、当社五井営業所が視察対象となった。
彼らのトラック事業者への研修テーマは「運行管理業務」。運行管理に関する講義と現場視察を目的に、五井営業所にやってきた。


真剣なまなざしで講義を聞くタイ運輸省視察メンバー

運行管理業務がテーマということで、デジタコやドラレコなどのICT機器の活用状況や、点呼執行の様子をじっくり観察。一方で、当社の主力貨物である石油製品(ガソリン等)である危険物輸送に対する関心も高く、これに関する質問も相次いだ。


通訳の方を介し、メモを取りながら何度も質問をぶつける視察団

後日聞いたことだが、視察団としては、運行管理は文字通り運行を管理する、チェックするということだけでなく、管理者がドライバーにアドバイスするというスタンスが印象的であったようだ。

今回の視察が、タイ国の安全に対する意識、交通行政の発展の一助となるならば、それは嬉しい限りだが、当社としても、現在の営業所運営・運行管理業務の点検など、あらためて現場の安全に対する意識を再確認できる場となり、有意義なものだった。

日常業務を点検する機会。社内外の監査や個人ベースでの人事考課などで点検する機会はあるが、こうした社外の組織・団体の研修受け皿としての立場は、緊張感もひとしおで最高の点検機会ともなる。このような機会を堂々と向かい入れられるよう日頃からやるべきことをやる営業所運営を心掛けたい。


一日の振り返りの講義でも質問が続いた


御礼の品として、タイ国の安全祈願メダルをいただきました


最後に全員で記念写真!!

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