新年を迎えて胸に抱いた個人的な目標は２つ。１つは「禁煙」。これは分かりやすい目標だが、もう１つは「時間の有効活用」。だがこれでは具体性を欠いている。最近になってやっと具体的なテーマにたどり着いた。それが「自炊」と「運動」だ。

実は、もともと自炊をする方だ。人に自慢ができる程のものではないが、気分転換になるのがいい。仲間とＢＢＱをすれば、カレー班リーダーとして頭にタオルを巻いて腕を振るう。意外と評判が良い。夜の自炊はそれに集中することで、一日仕事で疲れた頭がリフレッシュしオーバーホールした脳はその後の睡眠にも良い気がする。

しかし昨年来、週のほとんどが外食。予定がない夜や週末も、自炊する時間がもったいないと感じてほとんどが外食。心の余裕がない証拠だ。

一方、自炊以上にさぼっているのが運動。身体のトレーニング。一昨年までは週に１度のジムはほとんど欠かさなかったが、最近では月１度のペース。２年連続で走った東京マラソンも、今年は走らないので、おのずと走る量も激減。

外食が増えて、運動量が減る。完全にやばい・・・

先日、アップル日本法人や日本マクドナルドで社長を勤められた原田泳幸さんを、トラック協会のセミナーでお招きし講演していただいた。もともとヘビースモーカーであった彼は、還暦の誕生日に、一日数箱吸っていたたばこをすぱっと辞め、それから始めたトライアスロンが趣味となり、６８歳になる現在でもほぼ毎朝１０ｋｍ走っているという。衝撃を受けた。

感銘を受けるとすぐに行動したいタイプ。早速翌日に１０ｋｍ走った。その日の夜、初めてアヒージョを作った。簡単な料理でさして時間もかからなかった。味はともかく、久々のすがすがしい感覚だった。

月１回くらいは初めての料理にチャレンジしよう。先月は初めてパエリアに挑戦した。ジムは最低２週間に１度通い、さらに月２回の１０ｋｍ走を自らに課す。目標設定としてはハードではない。だからこそ、自らの約束を破るわけにはいかないというモチベーションになる。

充実したＯＦＦは必ずＯＮに活きるはずだ。ＯＦＦの過ごし方を今まで以上に意識していこう。

左から２番目が原田泳幸氏