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社長ブログ

2020.08.21

成功を約束された「挑戦」はない

8月4日、全ト協青年部会部会長の任を終えた。その前の東京代表2年と合わせて計4年間、自分なりに逃げずに戦ってきた。就任前は、業界発展のため、青年組織の発展のための思い以上に、重責への不安の方が大きかった。ここ2年間は全国的に自然災害が多くその対応にも見舞われた。しかしこの大役に挑戦し、やってみることで、多くの気づき・学びがあり、そして多くの仲間との出会いがあり、かけがえのない貴重な経験を得た。この機会を頂いた方、協力してくれた仲間・全ト協事務局、そしてこの仕事をバックアップしてくれた社員の皆さんに心から感謝の気持ちを申し上げたい。

7月以降、新型コロナ感染者数が再び上昇傾向となり、8月には都内でいよいよ500人に迫る日もあった。重症者も増加に転じ、医療現場も「緊急事態宣言」下のひっ迫した状況に近づきつつある。青年部会長としての最終日も、本来なら全国の仲間総勢70名ほどが四谷の全ト会館に集結して研修と交流会を行う予定であったが、無念にも叶わず、ZoomシステムによるWEB会議という形をとった。全国の仲間との再会を待ち遠しく思うも、今はこのコロナ収束を願わんばかりだ。

コロナ収束の見通しが立たないことを理由に、予定していたものをなんでもかんでも中止にするのはいかがなものか、コロナ禍でもやれることはある、以前そのようなことを思い、ブログでも書いた。これはあくまでも過去の延長線上の考えであり、新たな取り組みを行うのではなく、この状況でできなくなったものは仕方がないから、残りのできることをしっかりやろう、という発想だった。

先日、あるオンラインセミナーを受講した。このような状況だからこそ、不確実な世の中だからこそ、今までにない新たな発想が求められる、新たな発想がよりよい成果を作る、そのためにはまず「考える」ことが大事だ、「考える」力を身に着けよう、「考える」とは何か…このセミナーの趣旨である。

頭を殴られるような衝撃を受けた。甘ったるい自分を反省した。まだまだ変化に臆病だ。新たな取り組みに対し、まずリスクやできない理由を探していた。コロナ収束を神頼みし、収束後に計画していたことを着々と行っていこう、そんな甘い自分がいた。ニューノーマル(新常態)が言われる中、果たしてこれからのことを十分に「考える」ことをしてきたか?今までのやり方を改め(やめ)、新たな取り組みへの「挑戦」はできなかったか?

社内でよく使う「挑戦」という言葉。一歩前に踏み出すこと、世の中の変化に対応していくこと。成功という結果が分かっていれば誰だって前に踏み出す。でもそれは「挑戦」とは言わない。成功が保証されていない中、歩を進めながら修正を重ね、考えながら、一進一退を繰り返していくことが「挑戦」の本質だ。そしてそこには、なりたい姿「ビジョン」に対する折れない信念が存在しなければならない。

コロナは憎いが、これからはこれと上手に付き合い、今までの常識を疑いながら、前に進んでいこう。まずは先延ばしにしていた運輸事業部の新人合同研修(WEB)。この1年で入社した約20名の運輸事業部に属する新人が対象だ。

営業所巡回もできず、ほとんどの新人社員と顔を合わしていない。初顔合わせがPC画面を通してということになるが、普段とは違った新鮮さもあろう。やってみて改善すべきこともあろう。

全てはやってみないと分からない。

 

 

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