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社長ブログ

2021.01.25

ギアチェンジ

令和3年が幕を開けたが、昨年同様しばらくは新型コロナへの対応が続きそうだ。1月8日には2度目の緊急事態宣言が出された。発出期間(予定)である2月7日までの1か月間、今まで以上に我々一人の責任と自覚を持った行動が求められる。

世の中が大きなストレスを抱える。コロナがビジネスに直接影響する人の不安は図りしれないが、日々の感染者数や死亡者数の発表、変異種の出現の報道は、一生活者としても「命」「安全」「健康」に対する意識、サスティナビリティ―(持続可能≒生きていくこと)への志向の高まりに繋がっている。

話変わり、最近ジョギングが完全に趣味となった。コロナ禍で行動が限られている環境もあり、健康に良い、思考がリフレッシュできるため有益な時間にしている(最たる目的はダイエット)。市民ランナーと言われる本格的なランナーとまではいかないが、週3回、月間走行距離100kmを目標に、平日は早朝5時から最寄りの木場公園、週末はちょっと遠征して荒川沿いや駒沢公園で汗をかく。スマホのアプリを利用し1km毎にペースを確認、走行データも管理する。デジタル化という付加価値は、ジョギングの魅力を一層高めている。

ジョギングのやり方は2つ。一つは、時間を気にせずスローペースで走る、ペースを気にせずに走るやり方。もう一つは、時間目標を設定しペースを意識して走るやり方。後者の方が当然きついが、回数を重ねていくと明らかにペースがあがる、もしくは同じペースでも楽に走れるようになるので、成長を実感できる。ジョギングを始めた3か月前に比べて、1分/km短縮した。

時間目標を設定して走るもう一つの特徴は、途中でギアチェンジするということだ。これは時間を気にせずに走るやり方にはあり得ない。ゴールが近づき、目標タイムと照らし合わせてスピードを上げる。計画的に走らなければ、最後のわずかの時間のラストスパートに頼ることになるので、早い段階から徐々にスピードを上げていくというのが自分のやり方。これも回数を重ねていくうちに、ギアチェンジのタイミングが計れるようになる。

時間軸という目標を設定するというのはビジネスも同じだ。

昨年の政府の脱炭素宣言とグリーン成長戦略。これはその内容とともに達成時期が明確なことも重要な意義である。15年後に純ガソリン車販売禁止、20年後に洋上風力を再エネ電源の主力の一つに、そして30年後にカーボンニュートラル達成。ロードマップを明確にした。

化石燃料由来のCO2が気候変動に影響を及ぼすとされ、環境意識の高まりや若者の自動車離れで石油ニーズ縮小は既知の事実だが、政府の明確な時間軸の目標設定は、世の中が脱炭素に向けてギアチェンジの号砲となった。

さて、時間目標のあるジョギングにおいては、ギアチェンジにはエネルギーが必要だが、そのタイミングを見誤ると目標達成は難しい。目標から逆算し、ペース配分を考えて走れば、最後のラストパートに頼ることなくゴールできる。ラストスパートには相当なエネルギーが必要だ。計画的にギアを上げていけば、最後にバタバタすることはない。


年末の営業所巡回訪問。コロナ禍もあり巡回は都内の王子営業所のみとした。

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