様々なニュースが世間を賑わす。特別今に限ったことではないが、グッドニュース、バッドニュース、関心のあるニュース、（自分にとって）どうでもいいニュース、様々なニュースが日々我々の耳に届く。

今年のスポーツ界はグッドニュースが多い。国を背負って国際舞台で活躍した侍ジャパン（野球）、なでしこジャパン（女子サッカー）、アカツキジャパン（男子バスケット）、そしてこれから始まるラグビーワールドカップパリ大会。日本代表には大いに活躍してもらい、前回大会の感動をもう一度味わいたい。

個人的には、高校野球で慶應義塾高校の１０７年ぶり全国制覇。そして目前にせまる我が阪神タイガースの待ちに待った１８年ぶりセ・リーグ制覇に期待。日本シリーズに勝つとなんと１９８５年以来３８年ぶりとなる。秋が楽しみだ。

バッドニュース、最近ではジャニーズ性加害問題、京アニ事件裁判、処理水海洋放出における中国との確執、ウクライナ情勢。関心のあるニュースと言えば、物流２０２４問題、半導体をめぐる米中戦争、原油高と円安のダブルパンチによるガソリン価格高騰、コロナ規制が緩和して賑わいが戻ってきた各地の夏休みイベントのニュースなど。

地元深川で６年ぶりの富岡八幡宮大例祭が開催された

そんな中、西武池袋本店でスト、というニュースがあった。その前日、用があって千葉駅に降り立ったら、千葉駅前のそごう千葉店の正面入り口で、拡声器を持って明日の池袋でのストの正当性を主張する人々の演説を目の当たりにした。翌日、実際にストは行われた。

ストと言えば、旧国鉄が思い浮かぶ。当時小学生だった自分は「電車が動かないんだ」くらいのイメージしかなかった。ずいぶん後になって春闘の時期に労組による待遇改善を求める一つの強硬手段だったことを知った。１日行うだけでも国鉄クラスの規模なら経済的損失も大きい。国鉄程ではないかもしれないが、ターミナル駅である池袋での大型百貨店での１日分の経済損失も相当なものだろう。セブン・アイによるそごう・西武の身売りから端を発した今回のストであるが、やはり労使の隔たりがその理由のようだ。

アメリカでは、映画俳優労働組合が大規模なストを行った。その中には多くのビッグネームが名を連ねた。ネット配信やＡＩなどによる生成など、俳優業の環境も大きく変わり、待遇改善や利益配分の公正さを求めるという目的のようだ。

色々なニュースがあり、関心・興味がないニュース・情報は勝手に切り捨ててしまう。知らない世界を知るためにも、少しくらいは今まで聞き流していたようなニュース・情報に関心を持とうと思う。アナログではあるが、ぱらぱらっとめくれて広く全体を見れる点で、新聞はネットニュースよりも好都合な情報収集ツールだ。