昨年の年始めは、元旦に能登半島地震、翌日にJAL機と海保機の接触事故と続き、大変な１年のスタートだった。今年は休みが長く、正月に大きなニュースはなく、昨年ほどの慌ただしさや心の浮き沈みもなく、平穏な時間を過ごした。現場も幸い大きなトラブルがなく、成人の日に開催した５年ぶりの社内新年祝賀会も大変盛り上がり、「さぁ、これから」との心持ちで１年のスタートを切った。

しかしその後、中居氏フジテレビ問題の表面化、トランプ大統領就任と早速の荒業、埼玉県八潮市での道路陥没とトラック転落という痛ましい事故もあり、結果的に大変慌ただしい１月となった。

そもそも平穏など期待するべきでなく、世の中は常に動き、それが時には我々の心に大きな衝撃を与える。「諸行無常」とはよく言ったもので、「諸々の行いに常なるものは無い」、不変など存在しないということだ。そんな世の中で生きていくためには、自分の軸ともいうべき不変の信念や思想、アイデンティティが大事なことだと、この１か月であらためて思った。

自分が大事にしている一つが「バランス」。仕事で考えることが多い、やることが多い時ほど、時間を作ってスポーツに打ち込む。野球、ゴルフ、ランニング、筋トレ、山登り、最近ではロードバイク。スポーツの趣味は多い。それぞれのレベルはともかく、汗を流すことで自分の中の「バランス」を保つ。仕事とスポーツは互いに作用し相乗効果を実感する。仕事がうまくいくときはスポーツのモチベーションも上がり、その逆もしかり。睡眠もしっかりとれる。逆にそうでないときやアルコールが多いとモチベーションも下がり、睡眠も充実しない。ちなみにアルコールが多いと睡眠中にその消化が体内でさかんに行われるので、熟睡できないという科学的根拠もあるようだ。ちなみに、昨年週一の休刊日を誓ったが、この１か月実践できていない。この点ではまだまだ意志が足りない。

慌ただしい１年のスタート月となったが、この１月はとにかく色々な人と会った。たくさん話した。数年ぶりに再会した友人もいた。それぞれのフィールドで真剣に戦っている。刺激を受けた。アルコールの点（休肝日ゼロ）は反省だが、総じて充実した１か月だったと思う。いろいろあったが、良い１年になるだろうと予感させる。目標の１００ｋｍランもなんとか達成した。

年男、がんばります！