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社長ブログ

2016.09.05

「伝える」ということ

人に「伝える」ということは、本当に難しいことだ。

物事がしっかり伝わってないことが理由で悲劇を招く。コミュニケーション不足により人間関係に亀裂が生じたり不信感を招いたりして組織が腐敗し、本来のパフォーマンスを発揮できない。

今年も上場企業が不正や舵取りを誤ってライバル企業の傘下に入ったり、カリスマ経営者が不本意な形で会社を去っていった。これもさかのぼれば、コミュニケーション不足、「伝える」ことがしっかり出来ていない結果という答えにたどり着くのだという。

当社でも、乗務員に対して行うべき教育をしていないことで招く事故も散見され、あらためて教育の重要性とともに「人に伝える力」を養う必要性を感じた。事故の例だけではない。どの現場、どの会社でも人間関係が完璧に円滑であるということはそうはないだろうが、コミュニケーション不足に起因するトラブル、そしてそのことにより会社を去るケースも事実としてある。本当に残念なことだ。

良好な人間関係、チームワーク、互いの信頼関係は、良い仕事、最高のパフォーマンスを発揮するための土台であり、前提であり、必要条件である。仲良しクラブという意味ではない。共通の価値観を皆が持ち、これを作り上げていくことが、経営の要諦の一つであると考えるようになった。

9月2、3日と1泊2日で、毎年恒例の管理職研修会を行った。テーマは2つ。『管理職の仕事を知る』、そして『仕事を行う上での共通の価値観を知る』。

共通の価値観については、4月のブログを参照して頂きたいのだが、管理者の仕事の中でも重要なのは、人に「伝える」ことだ。

管理職として会社の方向性や上層部からの指示といった重要な情報を現場や部下に伝え、共有することが責務である。そのためにはまず自分自身が理解し、その上で相手によっては伝え方・口調を変え、相手が理解したかを確認し、それを絶えずフォローしていかなければならない。「伝える」とは、突き詰めると「相手を動かす」ということだ。

自分は今日、どれだけ伝えられたか。伝えるための工夫はしたか。そして人を動かせたか。

管理職研修会を終え、あらためて自分自身への課題がはっきりした。

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